フォシーガ (ダパグリフロジン) (フォシーガ)10mg x 50錠
SGLT2阻害薬(フォシーガ)は体重減少効果があるのか?
SGLT2阻害薬(フォシーガ)というお薬を聞いたことがありますか?もしかしたら
ダイエットに興味のある方は聞いたことがあるかもしれません。
これらのお薬は、2型糖尿病の治療薬です。2型糖尿病の患者さんに治療を行っている中で、そのメカニズム上、服薬中に体重減少効果があることも報告されています。
体重減少効果に興味のある人も多いでしょうが、SGLT2阻害薬(フォシーガ)について詳しく解説していきます。
SGLT2阻害薬(フォシーガ)ってどんなお薬ですか?他のお薬と違うのですか?
SGLT2阻害薬は2型糖尿病の治療薬として研究開発された薬です。保険診療上も、2型糖尿病の治療薬として適応を受けています。
SGLT2というのは腎臓にあるタンパク質のことで、糖が尿へ逃げないように作用する作用があるのですが、フォシーガをはじめとするSGLT2阻害薬はSGLT2のその作用を阻害することで血から尿へ糖が排出するのを吸収する(再吸収を阻害する)という働きがあるためです。
つまり、SGLT2阻害薬は食事から摂取した糖質(グルコース)を尿の中に残し、体外に排出する作用があるのです。
この作用自体は、どのような方にもあるので、2型糖尿病ではない方が内服しても尿から糖質が排出されます。 結果的に、SGLT2阻害薬を内服することで、体重減少効果が得られます。 実際に排出される量は1日あたり約200kcal分(おにぎり1−1.5個分)なので、1ヶ月あたり約6000kcalの排出効果が論理的に存在します。
また最近、SGLT2阻害薬内のフォシーガは2型糖尿病だけでなく、慢性心不全に対して適応症を得たというプレスリリースが、アストラネカ英国本社から2020年10月10日に発信されました。
他の薬、例えばGLP-1阻害薬や食欲抑制剤では脳に働きかけて食欲を抑えたり、満腹感を感じることにより食事量が我慢という効果で体重減少効果がありますが、SGLT2阻害薬では食事をした分、糖質は尿から排出することで体重減少効果が得られるという特徴があります。
SGLT2阻害薬の服用方法は?
SGLT2阻害薬のフォシーガの服用方法はとても簡単で1日1回1錠飲むだけです。
SGLT2阻害薬(フォシーガ)にはどんな副作用があるのですか?
ではどのような副作用があるのでお願いします。
ということで糖が尿中に排出されることで同時に体内の水分も一緒に尿になって捨てられるという作用が起きます。
さらに、本来尿中には糖分が含まれていないところに糖分が含まれるようになりますが、糖分は細菌の病原体の餌にもなっているため、尿路感染症になりやすいことも副作用として挙げられます。