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フリバン(フリバンセリン)100mg x 4tabs



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フリバン(フリバンセリン)100mg x 4tabs

フリバン100mg(フリバンセリン)とは?
性行為に積極的になれない、性欲が低いもしくは無い、そのせいでパートナーとの性行為が苦痛だったりセックスレスで関係が悪くなった・・・といった悩みを密かに抱える女性は数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
それらは性的欲求低下障害(HSDD:Hypoactive sexual-desire disorder)と呼ばれる状態である可能性があります。HSDDはパートナーとの状況に関係なく発症し、女性の9~26%がHSDDだと言われています。

フリバンは性的欲求低下障害(HSDD:Hypoactive sexual-desire disorder)に対する治療薬で、女性の性欲を上昇させることで性行為の満足感を高めます。

フリバンはジェネリック医薬品であり、先発品の商品名は「アディ」です。販売当初は日本でも話題になったため、アディという名前に覚えがある方も多いかと思われます。
アディは2015年に世界初の性的欲求低下障害(HSDD)の治療薬としてアメリカのFDA(厚生労働省的な機関)に承認されました。そのため海外の数多くの国では、女性の性欲低下の治療目的で医療機関で使用されています。

アディは薬価が高く1ヶ月の服用で数万円になるというデメリットがありますが、フリバンはジェネリック医薬品であるため安価に設定されております。

有効成分はフリバンセリンという成分で、日本では未承認の成分です。
フリバンセリンは元々抗うつ薬として開発されましたが、抗うつ効果はあまり思わしくありませんでした。しかし、性欲を刺激するドーパミンの分泌と伝達を向上させる効果が確認されたために性的欲求低下障害(HSDD)の治療薬として応用的に研究開発されました。

効果・効能
フリバンの有効成分フリバンセリンは脳内に作用し、性欲を抑える神経伝達物質セロトニンの分泌を抑制し、快楽ホルモンとも呼ばれる神経伝達物質ドーパミンの分泌を促進させます。

男性のED治療薬(バイアグラ:有効成分シルデナフィルなど)と作用機序は全く違います。男性のED治療薬は性行為前に服用することで血管拡張作用で陰茎海綿体の血流を改善して一時的に勃起を促す薬ですが、フリバンセリンは毎日服用することで脳に働きかけ性欲を増進させます。

フリバンは脳に直接働きかけるため、ホルモンバランスや性器を刺激することはありません。また、フリバンには継続的に服用することで性欲を上昇させる作用がありますが即効性はなく、服用した瞬間に感度が高まったり異常に性行為をしたくなるような媚薬的な効果もありません。 臨床試験では約40%の女性に性欲上昇効果が見られたという報告があります。

フリバンは眠気・低血圧・失神・めまい・吐き気などの副作用が少なくなく、飲酒禁止など注意事項も多い薬ですが、性欲低下のせいでパートナーとの関係に深刻に悩んでいる女性にとっては救世主のような薬だと言えます。

用法と用量

フリバンを1日1回就寝前に1錠服用します。
水か白湯で服用してください。
服用期間中は飲酒を控えてください。
飲酒してしまった日はフリバンを服用しないでください。
飲み忘れた場合は1回分飛ばしてください。翌朝など気付いた時に服用することはやめてください。就寝前以外に服用すると副作用の発現リスクが上がります。
絶対に一度に2回分を服用しないでください。
フリバンの効果の発現には個人差があり、即効性はあまり期待できません。
性欲上昇効果を実感するのは早くても4週間ほどかかると言われているため、まずはしばらく継続的に服用して様子を見てください。
もし8週間以上服用を続けていても改善しない場合は、他の治療法を検討してください。

副作用

フリバンは副作用として眠気、低血圧、失神(意識消失)、転倒、めまい、吐き気、疲労感、口腔内乾燥、入眠障害などの症状が報告されています。
服用後6時間以内に副作用が発現する可能性が高いと言われているため、服用後6時間はくれぐれも注意してください。車の運転や危険な作業を避けてください。
軽度であればさほど心配いりませんが、症状が重い場合や改善しない場合はすぐに医療機関を受診してください。
決められた用法(就寝前)以外に服用したり飲酒したりすると、副作用の発現リスクが大いに高まるため注意が必要です。

使用禁忌・併用禁忌

飲酒する
肝臓病
閉経した女性
上記に該当する方はフリバンの服用を控えてください。
また、妊娠中及びその可能性・授乳中の方も安全性が確立していないためフリバンの服用を控えることを推奨します。
女性用の薬であるため男性が服用した場合の効果や安全性のデータはありませんが、仮に服用しても特に問題はないかと思われます。

抗エイズウイルス薬・抗真菌薬・マクロライド系抗生物質(シプロフロキサシン、テリスロマイシン、エリスロマイシン、クラリスロマイシンなど)・C型肝炎治療薬・血圧降下薬・心臓疾患(狭心症など)治療薬・抗うつ薬(ネファゾドン)とフリバンを併用しないでください。

持病のある方や何らかの薬やサプリメントを服用している方は、フリバンの服用を開始する前に併用可能かどうか必ず医師か薬剤師に相談してください。
フリバン服用中は飲酒しないでください。重い副作用が発現する恐れがあります。
また、フリバン服用時にグレープフルーツジュースを一緒に摂取すると副作用の発現リスクが高まるため控えてください。

フリバン服用後はめまいなどの副作用が発現する恐れがあるため、少なくとも6時間は乗り物の運転や危険な作業をしないできださい。

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